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NTN、回転基準位置の検出が可能な回転センサ付き軸受を開発

NTN「原点信号出力タイプ高分解能回転センサ付軸受」 NTN( http://www.ntn.co.jp )は、フランスのSNR社と共同で原点位置信号 (Z相)の出力を可能とした「原点信号出力タイプ高分解能回転センサ付軸受」を開発した。ACモータの回転制御など、産業機械の電気制御を支える商品として販売していく。

 同品は、SNR社のセンサ技術であるコンパクトサイズ(6mm×7mm)のセンサICを活用。センサICの内部には、複数個配置した磁気センサの検出信号を適宜信号処理することで、回転検出能力を最大40倍に高めるとともに、原点位置信号出力を可能としている。原点位置信号出力機能を付与することで、これまでの回転数、回転方向の検出だけでなく、モータ回転軸やステアリング操作の位置検出などが可能となる。

 また、電力および信号出力用電線を廃止し、コネクタ接続を採用したことでユーザーの機器への組み込みが飛躍的に向上した。

 同社では第1弾として、深溝玉軸受6206(内径30mm、外径62mm)で、1回転あたり最大2560パルスの2相信号(A、B相)と原点位置信号(Z 相)を出力するユニットを商品化·市場投入する。さらに、同品を主にサーボモータやフォークリフトのステアリング用途向けに拡充していく。