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テクアルファ、摩擦摩耗試験機と角度センサを拡販

 テクアルファ( http://tecalpha.jp )は、情報機器、計測機器、製造機器、医療装置など各種機械装置の企画、設計、製造、加工、販売と輸出入を手がけている。今年4月に検査測定機器メーカー交洋製作所が扱ってきた試験機器の製造やメンテナンス、および特別仕様の摺動部品の製造を継承し、一層の事業拡大を図っている。

 今回は、同社が特に力を入れて取り組んでいる「直進往復タイプ摩擦摩耗試験機」と「高感度マイクロ角度センサ」を紹介する。

テクアルファ「直進往復タイプ摩擦摩耗試験機」 「直進往復タイプ摩擦摩耗試験機」は、耐摩耗・低摩擦素材の開発と選定、めっき、コーティングなど表面処理の耐久性評価、潤滑剤の開発と選定、エンジニアプラスチック材の耐摩耗性試験、マイクロ・ナノトライボロジー関連の研究・開発などの用途に最適な試験機。駆動方式は、偏心カムと対称2枚バネによる直進往復運動で最高100Hz低振動を実現した。主な仕様は、駆動周波数ストローク:30Hz~100Hz 1.5mm、試験片サイズ:取付寸法10×10×t1.0mm、測定子:HDジンバルType19荷重球φ1(鋼・ガラス・ルビー・サファイア・セラミックスから選択)、ロード圧: 5~50mNの間にZ軸ステージで設定、摩擦力測定: 静電容量式非接触変位計と組合せた極微小力センサ、摩擦力測定範囲:10μN~50mN、分解能:10μN(測定条件による)、摩擦力表示:実効値(rms)デジタル4桁表示表示単位0.01mN、重量:6Kg(機構部のみ)。
テクアルファ「高感度マイクロ角度センサ」 「高感度マイクロ角度センサ」は、HDDヘッド傾き測定、ステージ運動誤差測定、加工面形状測定に適用できる角度センサ。半導体レーザと分割型フォトダイオードの独自の光学系を採用したことで、ダウンサイジングと検出速度の高速化を実現した。また、光電式2軸オートコリメータと同等の高精度を保ちながらローコスト化を達成した。品質管理の測定器や装置に常駐させる角度センサとして、角度計測の要望に柔軟に対応できる。主なセンサ部の仕様は、測定範囲:±100秒(X・Y)、分解能:0.05秒(応答周波数5KHz)、測定距離:1m、レーザスポット径:φ1㎜、測定軸:X軸・Y軸、光源:635nm クラス2、外型寸法:26(W)×22(D)×12(H)mm、質量:90g。アンプ部は入力電源:9V×2、1.5×2 バッテリー電源、出力:アナログ0~-3VDC。