NTN( http://www.ntn.co.jp )はシロキ工業と共同で、従来品より薄型·高強度で、シート骨格の簡素化による軽量化が可能な自動車シートリフタ(座面昇降機構)用「薄型トルクダイオード」を開発した。同社従来比で幅寸法を16%減、シートの静的位置保持力を1.6倍に高めた。
同品は、構成部品設計の改良により薄型化、静的トルク容量向上を実現した。本改良により、構成部品の強度アップにより、シートを特定ポジションに保持する力(静的トルク容量)が向上し、トルクダイオードで乗員の体重をより多く保持することが可能となった。また、保持する力の向上により、従来必要としていた荷重伝達機構が簡素化でき、シートの軽量化が可能となった。
さらに、薄型化により、ドアとシートリフタレバー間の空間が広がり、レバー配置などデザイン性が向上したという。