情報機器・計測機器などを扱うテクアルファ( http://tecalpha.jp )が4月16日に設立、昨年11月に事業閉鎖、倒産した検査測定機器メーカー交洋製作所が扱ってきた試験機器の製造やメンテナンス,および特別仕様の摺動部品の製造を継承するとともに、同社の蓄積したノウハウや人脈を利用して事業の拡大を図る。
社長には、交洋製作所で取締役 技術部長を務めた広瀬 純氏が就任した。技術顧問として、名古屋産業科学研究所 上席研究員 三矢保永氏(名古屋大学名誉教授)を迎える。資本金は300万円で、本社は交洋製作所跡地(東京都三鷹市下連雀7-12-25、電話0422-24-9512)に置く。
テクアルファでは、情報機器、計測機器、製造機器、医療装置など各種機械装置の企画、設計、製造、加工、販売と輸出入を手がける。直進往復タイプ摩擦摩耗試験機やナノ潤滑膜評価装置、恒温恒湿対応シーク&CSSテスタなど交洋製作所が開発した試験機器類の製造やメンテナンス作業のほか、これまで実績のあるHDD分野において、ニーズにきめ細かく対応して評価機器などの継続開発を進め、納入につなげていく。
なお、交洋製作所が行っていたMTIインスツルメンツ社の代理店販売業務は、東陽テクニカが引き継ぐこととなる。