シチズンマシナリー( http://cmj.citizen.co.jp )は、小型精密CNC自動旋盤のラインアップに、シンコムエボリューション「K12E/K16E」シリーズを追加、3月下旬から販売を開始する。
同品は、従来機種が持つ、32m/minの早送り速度、シンコムコントロールによる高い生産性、重切削を可能にしながら、加工精度の向上に繋がる高剛性構造など、基本性能や機能を維持している。また、最新NC装置の搭載により、生産性や加工性能、操作性の向上も実現。またKシリーズでは初めて、ケレ式(主軸の回転動力と連動してガイドブッシュが回転)とモータ式(ガイドブッシュ本体が回転)を設定。顧客の用途や予算に合わせて選択できるよう2タイプを用意した。
長時間安定した稼働を目的として、全ボールネジへの給油を自動で行う集中潤滑装置の搭載。スライド、ベッド剛性の確保や、各部の冷却装置を準備し、重切削への対応、高速連続加工の安定、長時間での加工性の安定を実現。また、標準でガイドブッシュ装置及び、背面主軸にエアーシールを採用するなど、機械の長寿命化を図る様々な工夫をしているという。