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NEDO、エレベータシャフト内アスベスト除去ロボットを開発

NEDO「アスベスト除去ロボット」 NEDO( https://app3.infoc.nedo.go.jp )は、大成建設とともに「アスベスト含有建材等安全回収・処理等技術開発プロジェクト」の一環としてエレベータシャフト内アスベスト除去ロボットを開発した。

 同プロジェクトでは、ビルなどの解体現場におけるアスベスト除去作業をロボット化することにより、安全で高効率に行える技術開発を行っている。これまで、遠隔操作ロボットによるアスベストの剥離・除去・回収(減容化)に関して成果を挙げていた。

 アスベスト除去作業は、非常に危険であり、困難を極めている。特に、エレベータシャフト内のアスベスト除去作業は、密閉空間であるため、作業環境が極めて劣悪であり、人的作業では膨大な時間を要していた。この作業を、安全で効率的に行うため、ロボットによるアスベスト除去技術を開発した。今回開発したロボットは、あらかじめエレベータシャフト内の除去部位を覚え込ませることにより、作業中は完全に無人化が可能。これにより、安全性が確保でき、終日運転が可能なため工期の短縮にも役立つという。