森精機製作所( http://www.moriseiki.co.jp )は、自動車、産業機械、航空機、金型など向けの高精度立形マシニングセンタNV7000の受注を開始した。
NVシリーズは同社立形マシニングセンタの主力製品。今回、テーブルサイズ1,700mm×760mm、Y軸移動量760mmのNV7000を市場へ投入し、ラインアップを拡充する。
NV7000は、高剛性構造を持つ従来機MVシリーズと、シンプルかつ汎用性の高いDura
Verticalシリーズの特長を併せ持った機械。また、7月に発表した新型高性能オペレーションシステムMAPPS Ⅳを搭載している。案内面幅を従来機比2.4倍に拡張し機械剛性を向上させたほか、全軸摺動面案内とすることで減衰性に優れた機械になっている。さらに、従来機と比較して加工エリアを18%拡張し、設置面積を15%削減し省スペース化を実現した。
主軸は高速から重切削まで顧客のニーズに応じて幅広い加工に対応出来るよう、3種のバリエーションを用意している。高効率加工を実現するために、同社が独自に開発したDDRT(ダイレクト・ドライブ・ロータリテーブル)を搭載することで同時4軸加工が可能となる。同品では立形マシニングセンタとのインターフェースを改良し、機内ケーブルレスを実現した。また、同品は主軸テーパ40番仕様も準備しており、多様なニーズに対応している。