森精機製作所( http://www.moriseiki.co.jp )は、高速・高精度ロータリテーブルDDRT(ダイレクト・ドライブ・ロータリテーブル)に、新たにDDRT-200(テーブル直径200mm)、DDRT-300(同300mm)、DDRT-400(同400mm)の3機種を追加し、2008年6月に受注開始したDDRT-260(同260mm)と合わせて計4機種のラインアップとした。
DDRTの駆動方式は従来のウォームギヤ方式と異なる、DDM(ダイレクト・ドライブ方式モータ)を採用している。DDMは駆動力をダイレクトに伝達することで高速送りを可能とし、ギヤを経由しないためバックラッシゼロを実現している。その結果、曲面加工での面品位が飛躍的に向上した。
またギヤ駆動と比べ、伝達効率が大幅に向上したため、モータの消費電力は30%となり、省エネルギー性に優れるという。さらに、回転部にギヤなどの摩耗部品がないため、メンテナンスレスという利点も持つ。
従来は機械本体とロータリテーブルを接続するケーブルが機内にあったため、切りくずでケーブルを破損してしまうなどの問題があったが、同社立形マシニングセンタのインタフェースを改良し機内ケーブルレスを実現しました。
今回の機種追加により、顧客はワークサイズに合わせて機種を選ぶことができる。