日産自動車株式会社(http://www.nissan.co.jp )は12日、電気自動車(EV)を2010年秋より同社の追浜工場で生産すると発表した。
追浜工場は日産のモノづくりの中核を担う重要な拠点であり、日産は同工場をEV生産の主力工場の一つと位置付ける。同工場でのEVの生産は2010年秋に年間5万台の規模で立ち上げ、2012年の量販に向けて生産台数を拡大していく。EVの主要な構成コンポーネントであるモーターは横浜工場で、インバーターは当初座間事業所でそれぞれ生産する。また、ラミネート構造を採用したコンパクトリチウムイオン電池は、座間事業所内にある関係会社のオートモーティブエナジーサプライ株式会社(AESC)で生産する。
日産は、ゼロ・エミッション車でグローバルリーダーとなることを目指し、車両と各コンポーネントの海外での生産・調達を今後も継続して検討していく意向。