ボストン・サイエンティフィック ジャパン( http://www.bostonscientific.jp )は、パクリタキセル溶出型冠動脈ステント「タクサスリバティーステントシステム」(以下、タクサスリバティー)の販売を開始した。
タクサスリバティーは、同社の第1世代薬剤溶出型ステント(DES)である「TAXUSエクスプレス2ステント」(以下、タクサスエクスプレス2)から進化した製品で、日本市場に初めて導入される。タクサスエクスプレス2よりさらに薄いステント・ストラットにより、優れた通過性とコンフォーマビリティを促進するとともに、独自のセル・デザインが薬剤をより均一に血管に届る。
同社モーリック・ナナバティ社長は、「日本で初めて販売される次世代の薬剤溶出型ステントがタクサスリバティーであることを非常に喜ばしく思っております。弊社は、心臓インターベンション領域において既に幅広い製品ポートフォリオを持っていますが、タクサスリバティーの発売を通じて、冠動脈疾患をもつ日本の患者さまにさらに幅広い治療選択肢を提供したいと考えております」とコメントしている。
現在、日本国内で心臓カテーテル術を実施する施設は約1,300施設あるという。国内の虚血性心疾患の患者数は、約86万人(平成17年度厚生労働省患者調査)で、同社ではそのうち、年間約20万人の患者がDESでの治療を受けていると推定している。