マツダ( http://www.mazda.co.jp )は、ノルウェー仕様の水素自動車「マツダRX-8 ハイドロジェンRE」の第1号車を完成させた。同車両はノルウェーの国家プロジェクトHyNor向けに開発されたもので、5月11日にオスロで開かれる水素ステーションの開所式に参加した後、現地での認証の取得やメンテナンス教育などに使用される。同社は今後、同仕様の車両を順次生産、夏以降にノルウェーでリース販売を開始する計画。
今回のノルウェー仕様の「マツダRX-8 ハイドロジェンRE」は、現在日本国内でリース販売中の「マツダRX-8 ハイドロジェンRE」から、ベース車両を現行型「マツダ RX-8」の欧州仕様車に変更し、左ハンドル、マニュアルトランスミッション車としている。
HyNorは、オスロ市からスタバンゲル市間を結ぶハイウエーの各拠点に水素ステーションを設置、全長580kmを水素自動車で走行可能にすることを目指したプロジェクト。マツダは2007年11月に同プロジェクトへの協力に同意、2008年10月にはモニター車を用いてノルウェーでの公道走行を開始している。