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三菱マテツールズ、航空機産業向けエンドミルを販売


 三菱マテリアルツールズ( http://www.mitsubishicarbide.com/mmc/jp/ )は、三菱マテリアル( http://www.mmc.co.jp )が開発、製造する“インパクトミラクルエンドミル”に、マルチクーラントホールを備えた航空機産業向けエンドミル「CoolStar(クールスター)」シリーズ3品種を追加、販売を開始した。

 同シリーズは、マルチクーラントホールを適用し、難削材に対する加工性能を向上させたインパクトミラクルエンドミル。マルチクーラントホールとは、エンドミルの各切れ刃側面に複数のクーラント供給穴を配置し、穴位置の最適化により優れた冷却効果と切りくず排出性を発揮するようにしたものという。

 航空機部品などに多く用いられるチタン合金などの難削材加工においては、加工部に切削油剤を安定して供給することが重要となる。しかし、加工物の形状が複雑であったり、取付け長さの異なる複数の工具を使用した際に、切削油剤が加工部に十分に供給されず、工具が短寿命となる場合がある。同シリーズはマルチクーラントホールの採用により航空機産業における難削材の更なる安定加工を実現する。

 同シリーズの特長は以下のとおり。
1. マルチクーラントホールにより優れた冷却効果と切りくず排出性を発揮。浅溝加工から深彫り加工まで、安定した高能率加工を実現。
2. 耐熱性に優れた“インパクトミラクルコーティング”を適用。難削材の高能率加工においても、安定加工を実現。
3. 「VF-MHV-CH」、「VF-MHVRB-CH」は、制振効果に優れた不等リード形状を採用。薄肉部品の加工においてもびびりを抑制し、高能率加工を実現。
4. 「VF-SFPR-CH」は、切りくず排出性に優れた断面形状と耐欠損性に優れた切れ刃を適用したラフィングエンドミル。切込み量の大きな加工においても,安定した加工を実現。