三菱マテリアルツールズ( http://www.mitsubishicarbide.com/mmc/jp/ )は、三菱マテリアル( http://www.mmc.co.jp )が開発、製造する“インパクトミラクルエンドミルシリーズ”に制振エンドミルタイプの2枚刃インパクトミラクル制振エンドミル「VF-2MV」、4枚刃インパクトミラクル制振エンドミル「VF-4MV」を追加、販売を開始する。
エンドミルによる高能率加工において、びびり振動が問題となる場合が少なくない。同社は、これらの問題に対して、異なるねじれ角を複合させた不等リード形状を採用したインパクトミラクル制振エンドミルシリーズを商品化している。これまで、航空機産業をターゲットとし、難削材加工用を中心にした商品展開を図っていたが、金型加工、部品加工においてもびびりを抑制し、高能率に加工したいとの要望が高かったことから、一般鋼、高硬度鋼加工に適した2枚刃、4枚刃の制振タイプを追加した。
同品の特徴は以下のとおり。
1.断面形状およびねじれ角を最適化し、低抵抗と優れた耐欠損性を両立。さらに、制振効果に優れた不等リード形状の採用により、一般鋼から高硬度鋼までの安定加工を実現する。
2. 耐熱性に優れた「インパクトミラクルコーティング」を適用。高い皮膜硬さと耐酸化性、低い摩擦係数により、高精度・高品位加工を実現する。