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NTN、乗用車用高応答型油圧式オートテンショナを開発

 NTN( http://www.ntn.co.jp )は、自動車用タイミングベルトの張力を適正に調整し、静粛性とベルト寿命向上に寄与する「高応答型 油圧式オートテンショナ」を開発、量産を開始した。

 自動車の高機能化や高信頼性化が進み、自動車部品に対する高機能?長寿命化要求がますます高くなってきている。油圧式オートテンショナは油圧経路に設けられたチェックバルブが開閉されることで油圧ダンパを働かせてベルト張力を一定に保ち、ベルトの静粛性と寿命向上に寄与している。エンジンの高機能化?高回転化?長寿命化により、チェックバルブは非常に早いスピードでの開閉を長期間繰り返す必要があり、チェックバルブには、より高い応答性と耐摩耗性が要求されていた。

 NTNでは、チェックバルブにセラミック球を適用することで、チェックバルブの高速応答性を飛躍的に向上させると共に、バルブ自体の摩耗を大幅に軽減し、長期にわたる安定した張力調整機能を実現した。自動車部品の高信頼性?長寿命化の要求が高まる中、本開発品をグローバルに市場展開していく。

 本製品は、チェックバルブにセラミック球を適用することにより以下の特徴を持つ。
(1)高速応答性: 20%向上(同社従来品比)

(2)寿 命: 8倍向上( 同社従来品比)


 用途は、自動車用タイミングベルトの張力調整。