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東京理科大学・佐々木研究室、第32回トライボサロンを開催
東京理科大学・佐々木研究室(主宰:佐々木信也 教授)が主催する「トライボサロン」(https://www.tribo-concierge.com/topics/296/)の第32回目が6月14日、東京都葛飾区の同大学 葛飾キャンパスでのオンサイト参加とオンライン参加からなる、ハイブリッド形式によって開催された。
開催のようすトライボサロンは、に関係する情報・意見交換の場として、毎月1回のペースで開催されている。もともとは佐々木研究室の博士課程学生の勉強会として発足し研究成果の発表や最新の研究動向などに関する意見や情報交換を重ねてきたが、2022年9月からは佐々木研究室に限らず広く参加の戸を開き、関係者のネットワーク作りも目的の一つとして活動している。
第32回目となる今回のトライボサロンでは、ENEOS・髙木智宏氏が、「塑性加工における硫黄系極圧剤の潤滑特性」のテーマで話題提供を行った。髙木氏は現在、冷凍機油の研究開発に従事しているが、ここでは、塑性加工油の研究開発を行っていた際の、塩素フリー加工油に関するデータの一部を紹介した。塩素化パラフィンといった塩素系極圧剤は潤滑性能に優れるが、環境負荷物質とされている。同社が開発したステンレス鋼のしごき加工に対応した塩素フリー加工油は、塩素系加工油と同等の金型(工具)寿命を達成している。また硫黄系極圧剤が重要な添加剤として挙げられ、硫黄系極圧剤の分子構造と潤滑特性に関する基礎検討の内容も紹介された。硫黄系極圧剤は、評価方法(摩擦試験)によって最適な分子構造が異なることなど述べられていた。
トライボサロンに関心のある方は、以下のURLを参照されたい。
https://www.tribo-concierge.com/topics/296/
ブルカージャパン、7月15日、16日に名古屋で摩擦摩耗試験機・白色干渉計・ナノインデンターのワークショップを開催
ブルカージャパン ナノ表面計測事業部は7月15日、16日の両日、名古屋市中村区のウインクあいち(愛知県産業労働センター)1201会議室で、技術ワークショップ「摩擦摩耗試験機・白色干渉計・ナノインデンター ワークショップ 名古屋」を開催する。摩擦摩耗試験機・白色干渉計・ナノインデンターの装置デモや専門家による講演を通じて、実践的な測定技術が一度に学べる内容となっている。
各日の内容は以下のとおり。
7月15日・12:30~13:00 受付
・13:00~14:00 特別講演「持続可能な社会の実現に貢献するトライボマテリアルの創製を目指して~新規コーティング開発とトライボロジー解析の事例~」塩田 忠氏(岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域 准教授)…現在,脱炭素化,省エネルギー化,省資源化,さらには環境保護のような地球規模の課題に対応するため,さまざまな産業分野で技術革新が加速している.このような状況の中,トライボロジーに関わる問題の解決は,持続可能な社会の実現に向けた重要なテーマの一つであり,新たなトライボマテリアルの開発や適用も進められている.例えば,環境負荷低減や脱炭素化を目的とした水潤滑用トライボマテリアルの開発,軽量化や自己潤滑性を狙った金属軸受から樹脂軸受への転換,などが挙げられる.新たなトライボマテリアルの開発には,「材料を創る」プロセス技術と「トライボ特性を診る」評価技術の連携が不可欠である.本講演では,水潤滑下で超低摩擦を示す硬質コーティングおよび樹脂コーティングの研究事例を取り上げ,それぞれの材料特性や摩擦摩耗特性の評価・解析結果を交えて紹介する.
・14:00~14:20 「多機能摩擦摩耗試験機 UMT TriboLabの基礎と応用事例」塚本和己氏(ブルカージャパン ナノ表面計測事業部)
・14:20~14:40 「非接触光干渉計の最新動向 “ContourX”のご紹介」秋本壮一氏(ブルカージャパン ナノ表面計測事業部)
・14:40~15:00 「微小力学特性評価装置ナノインデンターのご紹介」二軒谷 亮氏(ブルカージャパン ナノ表面計測事業部)
・15:00~15:30 休憩
・15:30~16:30 装置デモンストレーション (各20分)
①多機能摩擦摩耗試験 UMT TriboLab
②白色干渉型顕微鏡 ContourX-500
③ハイジトロン ナノインデンター TI PremierⅡ
当日の申し込みは下記登録フォームから。
https://web.gogo.jp/braker-axs/form/nagoyaws#ttl-form
・12:30~13:00 受付
・13:00~13:15 「微小力学特性評価装置ナノインデンターのご紹介」二軒谷 亮氏(ブルカージャパン ナノ表面計測事業部)
・13:15~13:35 「高強度鋼板・高分子材料・表面改質材のナノインデンテーション評価技術」田中久充氏(日鉄テクノロジー 営業本部 中日本エリア営業部)…ナノインデンテーションは金属組織、高分子材料、表面皮膜などの微小領域の機械的特性を評価する手法として非常に有用である。近年の多様な材料、評価ニーズの高まりから、一般的な押込み硬さ・弾性率の評価に加えて、高温硬さ、粘弾性、スクラッチ摩耗、高解像度硬さマッピング測定も可能となっている。本講演では、主として鉄鋼材料、高分子材料、表面硬質改質材を対象とした測定事例を紹介する。
・13:35~13:45 質疑応答
・13:45~13:55 「多機能摩擦摩耗試験機 UMT TriboLabの基礎と応用事例」塚本和己氏(ブルカージャパン ナノ表面計測事業部)
・13:55~14:05 「非接触表面形状測定の最新動向 “ContourX”のご紹介」秋本壮一氏(ブルカージャパン ナノ表面計測事業部)
・14:05~14:25 「摩擦・摩耗評価の基礎と試験機・試験法」田中満隆氏(日鉄テクノロジー 研究試験事業所 材料解析ソリューション部)…トライボロジー特性を理論的かつ正確に予測することは困難である。そのため、摩擦・摩耗の評価において、「試験」を避けて通ることはできない。さらに、実現象の摺動条件・摩耗形態に合わせた試験機や試験条件を設定する必要がある。本講演では、摩擦・摩耗評価における試験機選定や試験条件検討の考え方や、さまざまな摺動形式・摩耗形態に対応する同社の試験機群、新規対応予定の四球試験、リングオンディスク試験について話題提供を行う。また、ブルカー製白色干渉顕微鏡と組み合わせた評価事例として、なじみ過程における微小摩耗評価を紹介する。
・14:25~14:45 「三次元表面性状評価における装置選定・データ解析のポイント」田中満隆氏(日鉄テクノロジー 研究試験事業所 材料解析ソリューション部)…ISO25178-2で規定されるSa、Sqといった表面性状パラメータは、多種多様な装置で求めることができる。しかし、装置選定やデータ解析手法選択を誤ると、求めたパラメータが無意味なものになってしまう。本講演では、三次元表面性状評価を効果的に活用するためのポイントとして、装置選定、データ解析時の留意事項について話をする。さらに評価事例として、粗さマッピング解析による外観評価、三次元表面形状測定による腐食面積・体積評価を紹介する。
・14:45~14:55 質疑応答
・14:55~15:30 休憩
・15:30~16:30 装置デモンストレーション (各20分)
①ハイジトロン ナノインデンター TI PremierⅡ
②三次元白色干渉型顕微鏡 ContourX-500
③摩擦摩耗試験機 UMT TriboLab
当日の申し込みは下記登録フォームから。
https://web.gogo.jp/braker-axs/form/nagoyaws0716#ttl-nagoyawsform