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東京理科大学・佐々木研究室、第27回トライボサロンを開催
東京理科大学・佐々木研究室(主宰:佐々木信也 教授)が主催する「トライボサロン」(https://tribo-science.com/salon)の第27回目が2月15日、千葉県佐倉市のDIC 総合研究所で開催された。
第27回トライボサロン開催のようす
トライボサロンは、トライボロジーに関係する情報・意見交換の場として、毎月1回のペースで開催されている。もともとは佐々木研究室の博士課程学生の勉強会として発足し研究成果の発表や最新の研究動向などに関する意見や情報交換を重ねてきたが、2022年9月からは佐々木研究室に限らず広く参加の戸を開き、関係者のネットワーク作りも目的の一つとして活動している。トライボロジーに関する情報交換、人材交流等を通し、関連技術の向上と発展に資することを目的に、次の活動を円滑に行えるよう運営に努めている。
第27回目となる今回のトライボサロンでは、「nanoMoS2の摩擦低減に関する研究紹介」のタイトルで、DICの小寺史晃氏を講師に話題提供が行われた。
講演では、nanoMoS2は形状的に粒径D50=250nm、厚さ10nmと小さくて薄く比表面積が高いナノ材料で、構造的には層間距離が狭い3R結晶構造を大量に含有するため、層間へき開が起きやすく潤滑性能に優れることを説明。同社のインク分散技術・プロセスとnanoMoS2の粒子微細化によってより安定した分散性が得られることから、潤滑油添加剤として適用できるとした。nanoMoS2のアプリケーションとして、エンジンオイルに添加することで燃費改善率(FEI)が改善した例や、グリースに添加することで低摩擦・耐摩耗特性が改善する例、MoDTCと併用することでエンジンオイルとグリースにおいて機能が改善された例、さらには固体潤滑被膜に添加することで高荷重下での耐久性が改善した例などを紹介した。
研究会終了後は、DIC総合研究所に隣接した「DIC川村記念美術館」と同美術館を取り囲む庭園の見学会が行われた。
トライボサロンに関心のある方は、以下のURLを参照されたい。
https://tribo-science.com/salon