Aggregator
中小企業優秀新技術・新製品賞 受賞38氏「喜びの声」 一般部門
豆蔵、モデリング言語講座
ソニー、立体音響技術を供与
シチズン、TNFD提言に賛同し情報開示
GMOインターネット、クラウドでAI環境 最速GPUを装備
フットマーク、廃材再生バッグ販売 エアバッグなど活用
東セン、会津電力と業務提携 福島の再生エネ拡大
中野製薬、国内拠点100%再生エネ化 温室ガス実質ゼロ
遊休地・発電所を資産に グリーンエナジーが基盤開設、売却・賃貸支援
奥村組など、移動式で再生コン製造 狭小現場に適用
グリーン購入ネットワーク、23日にオンラインセミ
住化、企業制服に温調材料
中川特殊鋼、販売技士取得支援で成果 合格者に報奨金
帝人、機能性食品から撤退
JR4社の通期見通し、3社売上高最高 訪日客需要けん引
経営ひと言/Jパワー・菅野等社長「洋上風力に確信」
材料相場表/PDFで公開
NTN、ツアー・オブ・ジャパン2025に協賛、全8ステージで「回る学校」を開催
NTNは5月18日~25日に全国8ステージ(堺、京都、いなべ、美濃、信州飯田、富士山、相模原、東京)で開催される国内最大規模の国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン 2025」(TOJ)に協賛し、自転車のなめらかな走行に貢献するベアリング(軸受)について親子で楽しく学習でき、ロードバイクに使用されるベアリングの展示や組み立て体験もできる「NTN回る学校」を各レース会場で開催する。
TOJ(https://www.toj.co.jp/)は、UCI(Union Cycliste Internationale、国際自転車競技連合)公認の国内最高峰の国際自転車ロードレースで、今年で27 回目の開催を迎える。本大会には国内外より世界トップクラスの選手が所属する16 チームが参加し、5月18日~25日までの8日間にわたり国内全8ステージでハイレベルなレースを展開する。
NTNは昨年に引き続き本大会に協賛し、個人総合ポイント賞の受賞選手へ贈られるブルージャージへのロゴ掲出などを通じて本大会を盛り上げる。
同社は、ロードバイクに使用される高級ハブにベアリングが採用されるなどの実績を持ち、自転車のなめらかな走行に貢献している。そこで今回の「NTN 回る学校」では、ベアリングの組み立て体験に加えて、ロードバイクなどの自転車に使用されるベアリングを実際に触って、シールの違いやグリースの有無による回転効率や耐久性などの違いを体感できるほか、自転車用ハブや軸受交換に必要なメンテナンスツールの展示など、ベアリングの役割や仕組みを楽しく学べるコンテンツをご用意している。
ベアリングの組み立て体験:外輪、内輪、保持器、ボールを組み合わせてベアリングの組み立てに挑戦できる。初めてベアリングを見る方も、ベアリングの構造や仕組みについて学べる
NTN、EV用にボールタイプしゅう動式等速ジョイントの高機能モデルを開発
NTNは、世界最高水準のコンパクト性(小型・軽量)と優れた応答性を持つボールタイプしゅう動式等速ジョイント「EDJ」を改良し、静粛性と効率をさらに向上させたEV(電気自動車)用高機能モデルを新たに開発した。
ボールタイプしゅう動式等速ジョイント「EDJ」
新開発グリースの適用により、コンパクト性と応答性、静粛性、高効率などEV 特有のニーズに対応した本開発品をEV 用ドライブシャフトのラインアップに加え、グローバルに広く提案を進めていく。2030年度に90億円/年の販売を目指す。
EVは航続距離の延長を目的に省電費化が進められており、EV用ドライブシャフトにはモーターからの動力(トルク)を損なうことなくタイヤに伝えるため、トルク損失率の低減(高効率)が求められる。
また、EVではパワートレインユニットがエンジンからモーターに変わることで車両から発生する音や振動が小さくなるため、静粛性向上のニーズもある。
さらに、広い車内・荷室空間を確保するためのコンパクト性、モーターのレスポンスの良さを生かした、ダイレクト感のある走行性能を実現する高応答性へのニーズも高まっている。
NTNではこれまで、コンパクトで応答性に優れたしゅう動式等速ジョイントとしてEDJを提供してきたが、今回、EV特有のニーズに応えるためEDJと新開発グリースを組み合わせることで、従来品との互換性を保ちながら静粛性や効率をさらに高めたEV用高機能モデルを開発したもの。
EDJの構造:ボールを用いてスライド運動を行うしゅう動式等速ジョイント。ボールと内部部品の間のすき間が小さいため、応答性に優れるほか発進加速時の低振動化が可能
開発品の特長は以下のとおり。
・静粛性・低振動性:機構解析により、各ボールと内外輪間の接触状態の微小なばらつきが走行中の振動要因であることを解明。接触状態を均一化するとともに新開発グリースの適用で摩擦抵抗を低減することにより、走行中の静粛性の向上と低振動化を実現
・高効率:グリース添加剤の成分を見直し、部品間の摩擦抵抗を低減。トルク伝達時の発熱を抑制し、トルク損失率を従来品比で25%削減
・コンパクト性・高応答性:従来品が持つボールタイプしゅう動式等速ジョイントとして世界最高水準のコンパクト性、高応答性を維持。内部部品間の円周方向ガタ量(バックラッシュ)が小さく、トルクをスムーズに伝達
NTNでは、しゅう動式等速ジョイントとして、コンパクト性・応答性に優れるEDJと、効率・低振動性に優れるPTJをラインアップしているが、これらと世界最高水準の高効率を誇る固定式等速ジョイントCFJを組み合わせ、EVに最適なドライブシャフトとしてユーザーに提案し、EVの多種多様なニーズに対応していく考えだ。
固定式等速ジョイントに高効率なCFJを、しゅう動式等速ジョイントにEDJを採用したEV用ドライブシャフト