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出光興産、潤滑剤とPEEKコーティングを組み合わせた世界初の低摩擦ソリューションの事業化に向け基本合意書

2週 6日 ago
出光興産、潤滑剤とPEEKコーティングを組み合わせた世界初の低摩擦ソリューションの事業化に向け基本合意書kat 2026年02日12日(木) in

 出光興産は、コーティング技術に強みを持つ韓国のゼニス社と、その日本総代理店であるグローバルコードの 3 社で、同社の潤滑剤と、ゼニス社のポリエーテルエーテルケトン(PEEK)を用いたコーティング(PEEK コーティング)を組み合わせた世界初の低摩擦ソリューションの事業化に向け、基本合意書を締結した。出光では、2035年までに事業規模 100億円の達成を目指し本事業の拡大を進めていく。

 潤滑剤は、摩擦を低減するために、自動車や産業機械などのしゅう動部で広く使用されている。さらに、基材の表面に耐熱性・耐摩耗性に優れたコーティングを施すことで、潤滑剤との相乗効果により、摩擦を一層低減できる。出光では、これまで潤滑剤供給を中心に事業を展開してきたが、コーティングとの併用によりさらなる低摩擦化の実現を目指す。

 コーティング素材として広く使われてきたPTFEは、環境中で分解されにくいPFASの一種で、廃棄後も土壌や水中に長期間残留するため、環境への影響が懸念されている。このような背景から、非PFASで高機能な代替素材への期待が世界的に高まっている。

 出光は、その代替素材として、非PFASで耐熱性、耐摩耗性に優れた高機能プラスチックPEEKに着目した。しかし、PEEKは基材への密着が難しいことから、コーティングとしての利用は限定的だった。

 同社は、この課題に対し基材の表面に微細な凹凸を形成するアンカー構造を用いて高い密着性を実現するゼニス社の技術を採用。また、長年培ってきた潤滑剤の設計・処方技術を生かし、PEEKの特長を最大限発揮させる高機能潤滑剤を開発した。これにより自動車や産業機械などの工業分野において、潤滑剤とPEEKコーティングを併用することで、さらなる低摩擦化を実現する。

 なお、コーティング用途向けに塗料化されたPEEKの国内への輸入および基材へのコーティング施工は、ゼニス社の委託を受けて GC社が担う。

 出光は、環境負荷低減と高機能化を両立させる新たな低摩擦ソリューションとして、国内外の潤滑剤供給先に対し、PEEKコーティングの提案と、それに適した潤滑剤の販売を進める。これにより、自動車や産業機械などにおける省燃費・省電力化を促進し、持続可能な社会の実現に貢献していく。

 

kat

出光興産、スマートフォンを用いた潤滑油の状態診断サービスを開発・発売

2週 6日 ago
出光興産、スマートフォンを用いた潤滑油の状態診断サービスを開発・発売kat 2026年02日12日(木) in

 出光興産は、スマートフォンとモバイルアプリを用いて潤滑油の劣化度合いなどを診断する「Idemitsu Smart OC」を開発・発売した。スマートフォンとモバイルアプリを用いて潤滑油の製品ごとに劣化診断できるサービスの提供は業界初となる。

 また、本サービスは、潤滑油の劣化や汚れの度合いを数分で診断し、点検⼯数を削減できる点などが評価され、日本デザイン振興会が主催する「2025年度グッドデザイン賞」を受賞した。

 Idemitsu Smart OCは、少量(2cc)の潤滑油を専用撮影モジュールに入れ、スマートフォンに搭載されたカメラで撮影するだけで、劣化や汚れの度合いを数分で診断‧判定できるサービス。専用撮影モジュールと解析技術により、天候や照明などの撮影環境に左右されない、高精度な診断を実現する。

 潤滑油は機械を稼働させる際の摩擦・摩耗防止、防錆などの目的で使用されているが、機械の性能発揮や安定稼働を維持するためには、潤滑油の品質管理が欠かせない。これまで潤滑油の劣化度合いなどの判断は熟練作業者の経験に依存することが多く、少子化による人材不足が課題となっている。また、機械保守の高度化などにより、品質管理の効率化が求められている。

 本サービスは数分で定量的な診断が可能であり、経験の浅い作業者でも潤滑油の推定寿命を算出できるほか、分析機関への診断依頼の回数削減に貢献する。また、潤滑油の適正な交換時期が分かるため、部品交換の頻度やオイル交換のタイミング最適化によるコスト削減、廃油の削減による環境負荷の低減にも寄与する。

 同社の潤滑油部門は「The Heart of Technology」をブランドメッセージに掲げ、潤滑技術を通じて心豊かな社会の実現を目指しています。今後もモノづくりの現場における作業環境の改善とコスト削減、そして持続可能な社会の構築に貢献する。

 Idemitsu Smart OCの特長は以下のとおり。

・スマートフォンのアプリを使い写真撮影するだけで潤滑油の劣化‧汚損状態を数値化できるため、人による判断の差がなくなる(製造現場における熟練作業者不足に対応)

・潤滑油の劣化などを早期に現場で発見できるため、機械の安定稼働に寄与

・潤滑油の推定寿命を算出できるため、適正な交換時期がわかり、廃棄量とメンテナンス⼯数の削減が可能

・潤滑油を使用する機械の稼働を継続したまま、現場で定量的なデータの取得が可能(分析機関へのサンプル提出、分析機器を用いた診断回数の削減に貢献)

 

kat

ハノーバーメッセ 2026 プレスカンファレンスを開催、日本からの来場を呼び掛け

2週 6日 ago
ハノーバーメッセ 2026 プレスカンファレンスを開催、日本からの来場を呼び掛けkat 2026年02日12日(木) in

 世界最大の産業見本市である「HANNOVER MESSE(ハノーバーメッセ) 2026」(主催:ドイツメッセ)が本年4月20日~4月24日にドイツ・ハノーバーメッセで開催されるのに先立ち、ドイツメッセ日本代表部(代表:竹生学史氏、International Linkage代表)は2月3日、東京都千代田区のステーションコンファレンス東京で「HANNOVER MESSE 2026プレスカンファレンス」を開催した。当日はドイツメッセ日本代表部 竹生氏の司会のもと、同展の概要や見どころが以下のとおり紹介され、日本からの同展への参加を呼びかけた。

ハノーバーメッセ2026の概要と魅力

 当日はまずドイツメッセ グローバルダイレクターのフーベルトゥス フォン モンシャウ氏より、「ハノーバーメッセ 2026の魅力」と題して、以下のように紹介がなされた。

・世界最大の産業見本市:技術革新や政策に関わる議論、ビジネス、産業分野の枠を超えたコラボレーションのグローバルステージ

・世界60カ国から3000社以上の企業が10000の製品・ソリューションを披露

・300社超のスタートアップ企業:さまざまな技術分野で劇的な変化をもたらす可能性を秘めたイノベーションを披露

・中心テーマは、競争力のある効率的な生産を可能にする人工知能(AI):主要三大展示エリアの「Automation & Digitalization(⾃動化とデジタル化)」、「Energy & Industrial Infrastructure(エネルギーと産業インフラ)」、「Research & Technology Transfer(研究と技術移転)」はもちろん、新設された「防衛⽣産エリア(Defense Production Area)」においても防衛・安全保障産業がセキュリティを重視しながらAIも活用し迅速・効率的に製造能力を拡大するための実践的なソリューションが紹介

・テーマ構成の再編とホールレイアウトの刷新:来場者は順路がより分かりやすくなり、出展者は関連分野での注⽬度をより増すことができるよう、上述の三大テーマを集結させホールレイアウトを刷新


・自動化とデジタル化エリア:AI制御の産業用ロボットやデータ駆動型ものづくりからデジタル化されたサプライチェーンに至るまで、ソフトウェアとハードウェアの融合の加速、という明確なトレンドを反映

・エネルギーと産業インフラエリア:電⼒⼯学とエネルギーオートメーション、エネルギーインフラと蓄電ソリューション、⽔素技術など、製造業における電⼒ベースの持続可能なエネルギー供給のための製品やサービスを紹介。また、AIと連携することによりスマートグリッド、蓄電技術、持続可能なモビリティの実現に貢献するソリューションを紹介

・研究と技術移転エリア:産業界における基礎的・応⽤的研究の成果、および市場投⼊準備の整った技術の産業⽤途への移転に着目。来場者はAI、バイオニクス、インテリジェントテキスタイル、ナノテクノロジー、新素材、量⼦テクノロジーなどの分野における画期的な進歩を実感できるほか、アディティブ・マニュファクチャリング、再⽣可能エネルギー、グリーン⽔素、軽量構造、ロボット⼯学といったトピックとの直接的な相乗効果も期待される

・パートナーカントリーはブラジル:すでに1500社を超えるドイツ企業が活動し国内⼯業⽣産⾼の約10%を占めるブラジルが、ハノーバーメッセ2026でデジタル化、イノベーション、国際開発、天然資源、持続可能性といった分野での強みを訴求

・注⽬のプログラムが⽬⽩押しの「センターステージ」:シーメンス取締役でデジタルインダストリーズCEOのセドリック・ナイケ⽒など世界各国の著名⼈80名が講演

会場におけるハブ機能を提供するJapan Industrial Park

 続いて、ゲストスピーカーとして、アビームコンサルティング 執行役員 プリンシパル 未来価値創造戦略ユニット長の橘 知志氏が、ハノーバーメッセ2026における日本企業と公的機関・団体による共同出展ブースJapan Industrial Parkの概要を紹介。ロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会(RRI)やデータ社会推進協議会(DSA)などと共同出展して、共創をテーマに、産業変革に挑む日本企業のソリューションや価値共創、日本のデータ連携の取り組みを紹介するほか、会場における日本と世界のハブとなるブースを目指すコンセプトについて説明した。会場のハブとして、来場者や出展社など会場を巻き込む機能によって、発見の相互創出と国際的な共創機会の創出のアシストを狙う、とした。

注目すべき技術や動向

 最後に、ロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会(RRI)の中島一雄氏より、RRIの視点から見たハノーバーメッセ2026において注目すべき技術や動向について、①会期中だけでなく前夜祭などにおいて、欧州が現状をどう分析し何をしようとしているかを政府や研究機関、工業会などがネットワーキングする姿などを見るべき、②個別の企業の動きと同時に、欧州が面で押してくる様子をどうとらえるか、協調領域をどこに、どのように作っているか見るべき(欧州プロジェクトなど)、③隣接している独Plattform Industrie 4.0ブースと上述のJapan Industrial Parkブースの相互ミニセミナーなども企画しているので見るべき、④技術的なキーワードとしてにデータ連携関連、8ra(オーラ)、AI Continent Action Plan(AIの産業活用)などに注目すべき、と説明した。


 ハノーバーメッセ 2026の詳細は以下で確認できる。
https://intl-linkage.co.jp/dm/hannovermesse/

また、ハノーバーメッセ2026では日本からの来場を募集しているので、関心のある方は以下まで問い合わせをいただきたい。
International Linkage ドイツメッセ日本代表部 竹生学史(たけお・まさひと)氏
TEL:080-1396-9902または03-6403-5817
E-mail : masahito.takeo@intl-linkage.co.jp
 

ハノーバーメッセ 2026プレスカンファレンスのようす
左から竹生学史氏、フーベルトゥス フォン モンシャウ氏、橘 知志氏、中島一雄氏

 

kat

大同特殊鋼、連続式真空焼鈍炉の初号機が引き渡し完了

2週 6日 ago
大同特殊鋼、連続式真空焼鈍炉の初号機が引き渡し完了

 大同特殊鋼( https://www.daido.co.jp/ )は、浜名部品工業へ連続式真空焼鈍炉の初号機の引き渡しを完了したと発表した。浜名部品工業として、自動車用部品の熱処理において、同品で既設雰囲気炉と同等以上の品質が実現できていると判断され、2025年12月より生産運用を開始している。

 同品は、ヒーター加熱式によってエネルギー源を電気のみとし、化石燃料を一切使用しない熱処理炉。CO2排出係数がゼロのカーボンフリー電力を使用することで、顧客のCO2排出量ゼロを可能とする。また、従来の雰囲気焼鈍炉では、化石燃料由来の炉内雰囲気を必要としていたが、炉内を真空にすることで従来の設備と同等以上に酸化および脱炭を抑制しながら、雰囲気ガスの使用量をゼロとしている。
 

浜名部品工業で稼働する連続式真空焼鈍炉

 

admin 2026年2月12日 (木曜日)
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