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THK、接触感染リスク低減に貢献する検温ロボットを開発

 THKは、新型コロナウイルス感染拡大防止策として、検温や消毒を必要とする施設が増える中、人の手で行う従来の体温測定や消毒作業を代わりに担う検温ロボットを開発した。人同士の接触による感染リスクの低減に貢献する狙いで、8月から先行受注を開始する。価格は350万円~。

検温ロボット
検温ロボット

 

 検温ロボットは、遠隔操作によってロボットの動きをコントロールできるサービスロボット。頭部のサーモグラフィカメラで体温を測定し、 発熱者が発見された場合には遠隔地にいるオペレーターを呼び出し検温対象者に有人対応。基準値を超えた発熱者が確認された場合はモニター越しのオペレーターが二次検温に必要な対処について指示を出す。二次検温では、日本精密測器のBluetooth®に対応した皮膚赤外線体温計サーモフレーズを用いることで検温精度を高め、求められるリスクの抑制度合に応じた使い方ができる。

 サーモグラフィカメラにはネクストリーマーが開発した遠隔操作機能付きAI画像認識技術による顔認証機能を搭載、マスクで顔を覆った状態でも顔認証による検温が可能なほか、飲み物など高温になるような物がサーモグラフィカメラに写り込んでも、誤検知する恐れはない。

 上体には、ミズノとの共同開発による洗濯可能な人型サービスロボット用の空冷ウエア「エアリージャケット」を着用し、ロボットの排熱性、防塵性を向上させ、稼働効率を向上。

 また、ロボットの双腕アームを上下に上げ下げして発熱者の入場制限を求めたり、アーム先端のハンド部分にオートディスペンサータイプの消毒液を持たせるなど、様々な方法で活用できる。

消毒作業も可能
オートディスペンサータイプの消毒液を持たせることで
消毒作業も可能

 

 検温ロボットにはオプションとして、ロボットの上体を上下に昇降させるSEED-Lifterと、全方向への移動が可能な走行台車SEED-Moverが準備。ロボットの上体を昇降させてサーモグラフィの高さを入館者の顔の位置に合わせたり、複数ある検温場所を交互に行き来するなど、用途別のカスタマイズが可能となっている。

 エアリージャケットの上にはユニフォームを着せることも可能で、オフィスから駅構内、店舗、レストラン、スポーツ施設、イベント会場、医療機関まで幅広いシーンで活躍できる。

標準オプションで様々なシーンに対応
標準オプションで様々なシーンに対応

 

 THKでは、機械要素部品のトップメーカーとして培ってきた技術と実績をもとに、市場の急速な変化に即してビジネススタイルの変革を図り、今後の成長戦略の一角をなすサービスロボットのコア技術を最大限に活かすことで、人手不足や感染症拡大といった社会的課題の解決支援を行っていく考えだ。