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ヤマハ、モトクロス競技用2021年モデルを10月に発売、バレル研磨とショットピーニングでエンジン性能を向上

 ヤマハ発動機は、排気量64cm3〜449cm3のモトクロス競技用の2021年モデル8機種を10月に発売する。マイナーチェンジを行う「YZ250F」は、①吸気ポート、カムプロフィール変更により性能向上を図ったエンジン、②高回転でのパワー感向上に貢献する吸気システム、③エンジン性能と心地よいサウンドに寄与するサイレンサー、④軽量化と剛性バランス最適化を両立したバイラテラルビームフレーム、⑤キャリパーやパッドの変更で性能を向上させたブレーキ、⑥高い信頼性を追求したクラッチとトランスミッションなどの特徴を備えるほか、YZシリーズ共通コンセプトの新カラー&グラフィックを採用した。

 「YZ250F」には受注期間限定カラーとして「Monster Energy Yamaha Racing Edition」を設定、ファクトリーマシンのカラーリングイメージを再現している。

左から、「YZ250F Monster Energy Yamaha Racing Edition」、「YZ250F」
左から、「YZ250F Monster Energy Yamaha Racing Edition」、「YZ250F」

 

 YZ250Fの主な特徴は以下のとおり。

1.中・高回転域やオーバーレブ領域でのパワー感、加速感の持続を照準にエンジンを開発。吸気ポート変更によって混合気の吸入量を増加させ、カムプロフィール変更によってワークアングルのオーバーラップを減らし出力向上に貢献したほか、カムチェーンに耐摩耗性と信頼性を高めるバレル研磨加工を施し、テンショナーにはコイルスプリングの特性を最適化ことで、高回転域でのカムチェーンに対する追従性を向上した

2.エアクリーナーボックスのキャップケースにダクトを開け、吸入効率を向上。さらに内部のファンネル廃止と吸気の管長をショート化したことにより、高回転域でのパワー向上に寄与

3.高回転域のパワーとサウンド、消音効果を高次元でバランスさせた新型サイレンサーを採用。容量拡大と減衰特性のチューニングを施すことで、低周波中心のトルクフルなサウンドを活かしながら高周波のノイズ感を抑え、高回転時の滑らかなエンジンフィーリングにも貢献

4.YZ450F(現行モデル)と同型のバイテラルビームフレームを採用。タンクレールの薄肉化とダウンチューブの肉厚化を行いながら、軽量化と剛性バランス最適化を両立したほか、エンジンを搭載するブラケット類のセッティング調整を重ね、バンプ通過時の滑らかな車体挙動を実現

5.フロントブレーキはピストン大径化、キャリパー形状刷新などでパッド接触面の拡大を図り、制動力とコントロール性を向上。リアブレーキはキャリパーとローターを変更、軽量化と熱容量バランスの最適化により熱歪みを抑え、安定した制動力を発揮

6.クラッチはハウジング外郭部の厚みを増すことで17%強度向上を図り、力強いエンジンパワーを確実に路面へと伝達するほか、トランスミッションは3・4速ギヤに表面強度を高めるショットピーニング加工を施し、エンジン性能に対する信頼性を向上