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ジェイテクトとトヨタオートモールクリエイト、ショッピングセンターでパワーアシストスーツの実証実験を開始

 ジェイテクトは7月8日、トヨタオートモールクリエイトと共同で、トヨタオートモールクリエイトが運営するカラフルタウン岐阜で、パワーアシストスーツ「J-PAS LUMBUS®」の商業施設での導入を目指した実証実験を開始した。

パワーアシストスーツ「J-PAS LUMBUS<sup>®</sup>」パワーアシストスーツ「J-PAS LUMBUS®

 8月5日までの実施期間で、カラフルタウン岐阜の自動車販売店、カー用品店、食品スーパー、書店、家具店などで、店舗スタッフの商品棚の積み下ろし、自動車部品などの交換作業などのパワーアシストスーツ適用による作業支援を通じて、使い勝手や機能性などの評価を行うとともに、商業施設導入に向けた諸課題の洗い出しを行う。

 カラフルタウン岐阜ではモビリティやロボティクス、AIやVRといった最新テクノロジーを活用した各種実証実験やイベントを継続的に展開する「カラタン未来Lab」を継続的に実施しており、今回の共同実証実験は、その第6弾として実施する。

 ショッピングセンターでは、棚卸や商品陳列などといった重量物を持ち上げる作業が日常的に発生し、カラフルタウン岐阜ではトヨタ・ダイハツ車の販売店やカー用品店が出店しており、タイヤの陳列や交換など、一般的なショッピングセンターよりも重量物を扱う作業が多い。

 このような負荷の大きい作業において、性別や体格差を問わず業務が行えるように作業負担を軽減することはショッピングセンターおよび出店テナントにとっては大きな課題だった。

 ジェイテクトでは2018年夏より工場や物流現場の作業支援を主な目的としたパワーアシストスーツ「J-PAS®」の販売を開始。2019年春には、多様なニーズに応える中出力タイプの「J-PAS LUMBUS®」の販売を開始。ショッピングセンターのバックヤードの作業支援においては「J-PAS LUMBUS®」が最適と考え、トヨタオートモールクリエイトと共同で実証実験を行うことになったもの。

 同社では各店舗での実証実験終了後にアンケートを実施。使い勝手や機能性などの評価や、ショッピングセンターで導入するにあたっての追加要望などを取りまとめ、今後の商品開発に反映するとともに、再度実証実験を行うなどの活動を進めていく予定だ。