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宇部興産と三菱重工業、両社子会社の射出成形機事業を統合

 宇部興産の子会社である宇部興産機械と三菱重工業の子会社である三菱重工プラスチックテクノロジーは、射出成形機事業の統合につき、2016年7月29日に株式譲渡契約を締結したが、2017年1月1日に株式譲渡を完了した。

 これにより、三菱重工プラスチックテクノロジーは新体制の下「U-MHIプラテック株式会社」と社名を新たに営業を開始した。また、宇部興産機械は、同社とU-MHIPTとの両社製品を取扱う販売会社「U&Mプラスチックソリューションズ株式会社」を併せて設立、営業開始した。

 射出成形機事業を取り巻く環境は、国内外ともに一層厳しさを増している。今回の事業統合により、両社の技術力、商品ラインアップ、販売・サービス網といった強みを組み合わせ、営業・サービス力の強化および開発力・生産技術力の向上を図り、製造コストの低減や顧客のニーズを先取りした新たな価値を提供することで、射出成形機のグローバル市場における事業拡大を目指す。

 また、新たに設立したU&Mプラスチックソリューションズでは、「ソリューションズ」の社名が示すように、両ブランドの販売を通じて樹脂製品の成形に関する技術指導・コンサルティングを行い、顧客により近い場所で、現場ニーズや課題を迅速に解決し、よりよい樹脂製品を送り出す手伝いを行う。