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川崎重工業、陸上自衛隊向け観測ヘリコプター機体定期修理の最終号機を納入

 川崎重工業は、陸上自衛隊向け観測ヘリコプター「OH-6D」機体定期修理の最終号機を、陸上自衛隊第6飛行隊に納入した。当機の機体定期修理は通算1055機目にあたる。

 OH-6Dは、陸上自衛隊の観測ヘリコプター「OH-6J」の後継機として導入された機体で、5枚のメイン・ローター・ブレードを有し、軽量小型で、操縦性、安定性、整備性に優れ、観測や操縦士訓練、人員輸送など幅広い任務で使用されている。

 同社は、昭和42年に米国のヒューズ・ヘリコプターズ(現 MDヘリコプターズ)とのライセンス契約を締結後、OH-6Jの製造に着手し、OH-6Dとしては昭和54年度から平成9年度までに193機を陸上自衛隊に納入するとともに、定期修理を昭和58年度から行ってきた。

 同社では、OH-6Dの機体の運用終了まで、引き続きサポートを行うとともに、同機のサポートで培った技術力を生かし、航空宇宙事業のさらなる推進を目指す。

川崎重工業「OH-6D」