SKFは、ペルーのアンタミナ社と3年契約を締結、同社が所有する同国の露天掘りの銅山において、予知信頼性保全サービスを提供する。アンタミナ鉱山へは、BHPビリトン社、グレンコア社、テック社と三菱商事が総額35億米ドル以上を共同出資しており、ペルーでの史上最大規模の鉱山投資となっている。
SKFインダストリアル・セールス米国社長のJohn Schmidt氏は、「遠隔地にいる鉱山のオペレーターにとって、重要な設備に起こる不具合は大きな損失をもたらす。SKFが培ってきたトライボロジー、振動解析とサーモグラフィーに関する知識を応用することで、繰り返し発生する不具合を低減させ、機械の効率化を改善し、アンタミナ社を支援していく」と語っている。
SKFの予知信頼性保全サービスでは、採掘場やプラントの重要な設備の非破壊検査を行い、更に予知保全の成功事例を応用しながら、採鉱場における不具合の根本原因を診断するほか、アンタミナ社内保全チームと共に不具合の再発防止を目的に、潤滑量の調整、シャフトアライメント、シールや軸受の選定など、必要な措置を行っていく。