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丸紅情報システムズ、インクジェット方式で複合材料が造形できるフルカラー3Dプリンター

丸紅情報システムズ「Stratasys J750」 丸紅情報システムズは、米・ストラタシス社が新たに開発したPolyjet方式(インクジェット方式)の世界初マルチマテリアル(複合材料)フルカラー3Dプリンター「Stratasys J750」の販売を開始する。

 同品は、Polyjet方式として世界で初めて、最大6種類の造形材料を混合するマルチマテリアル機能を搭載している。5種類の色付硬質カラー材料シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(K)・ホワイト(W)を組み合わせることによりフルカラー3Dプリントが可能。また、透明材料やラバーライク材料も同時に使うことができ、豊かな色彩表現と質感表現を同時に実現する。これまでPolyjet方式3Dプリンターの上位機種であったConnexシリーズでは、マルチマテリアル機能により混合できる造形材料は最大3種類だった。

 また、同品には表面にテクスチャ(質感)を与えたデータで造形することができるテクスチャマッピング機能が新たに搭載されており、意匠表現にも適している。さらに最小積層厚0.014㎜は、ストラタシス社製品の中では最も積層厚が細かく、なめらかな高精細造形が可能。

 ストラタシス社の3Dプリンターは、主に製造業などにおいて試作や治工具製作、実製品の小ロット生産などに活用されている。今回、高度な機能性と豊かな色彩および意匠表現を兼ね備えた同品がラインアップに加わったことにより、幅広いものづくり分野において、さらなる活用が期待される。