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新日鉄住金、米国に自動車向け冷間圧造用鋼線の製造・販売会社

 新日鉄住金株は、米国・インディアナ州に新たな自動車向け冷間圧造用鋼線の製造・販売会社「NIPPON STEEL & SUMIKIN COLD HEADING WIRE INDIANA INC.(以下「NSCI」)」を設立する。NSCIは、松菱金属工業、日鉄住金精鋼、宮崎精鋼、サンユウ、豊田通商、日鉄住金物産、メタルワン、住友商事との共同出資により設立する。

 冷間圧造用鋼線の主な用途は自動車用ボルト等であり、線材に二次加工(酸洗・皮膜、伸線、熱処理等)を加えて生産される。その用途の多くが重要保安部品であることから材質・寸法精度等の要求品質が極めて高く、これに応えるには線材・二次加工 一貫での厳格な品質管理が必要となる。新日鉄住金としては、北米の自動車市場に今後も安定的な成長が見込めることを踏まえ、タイ、中国に続き米国に3拠点目となる二次加工拠点を設立し、日系自動車・部品メーカーの主要な生産拠点を網羅する。

 なお、NSCIは、新日鉄住金の棒線事業ブランドSteeLinC(スティーリンク)の12社目のメンバー会社となる。高強度鋼や工程省略鋼等の同社独自の商品メニューを活用し、鋼材と二次加工との組み合わせを最適化する。