島津製作所は、傾斜透視撮影とCT撮影をワンパッケージ化し、傾斜透視観察から即座に断面画像の取得が可能な非破壊検査用のマイクロフォーカスX線検査装置「Xslicer(エックススライサー) SMX-6000」の販売を開始した。
同品は、発生点を非常に小さく絞ったX線をワーク(サンプル)に透過させて透視画像を表示するマイクロフォーカスX線検査装置の新製品で、別置きユニットや複雑な手順を必要とせずにワークの断面画像を得られるCT撮影を標準で行うことができる。
これまでの実績を生かして開発した同品は、高速な演算処理を行える独自のアルゴリズムを採用したことで、CT撮影開始から最短3分で断面画像の表示が可能であり、傾斜透視撮影からスムーズに切り替えを行うことができる。また、校正不要で容易な撮影や優れた操作性など、これまで好評だった特長も引き継いでおり、効率的な非破壊検査を図る。