埼玉製作所の生産風景 富士重工業 産業機器カンパニー埼玉製作所は1995年に開設以来、今年で20周年を迎えた。
産業機器カンパニーは、建設機械や産業機械、農業機械に搭載する汎用エンジンならびに高性能車載エンジン、発電機・ポンプなどの完成商品の開発から生産、販売、アフターサービスまで一貫して行っている。同社の汎用エンジン生産は、1951年に旧大宮製作所(現、埼玉県さいたま市北区)で、540CC「M6型」エンジンに始まり、40年以上に渡り高性能・高品質のエンジンを生産してきたが、1995年に施設の老朽化、生産の効率化、生産能力向上などの理由から、現在の埼玉製作所(埼玉県北本市)に移転した。
現在、埼玉製作所は、汎用・車載エンジンにおいて、機械加工設備と組立生産ライン7本、4000台/日の生産能力を有しており、また、研究・開発の中心拠点ともなっている。世界販売地域は 100カ国を越え、産業機器カンパニーとしては、年間約91万台(2014年度)を販売しているという。