アイシン・エーアイとトヨタ自動車は、昨年11月に基本合意した自動車用マニュアルトランスミッション(MT)に関する開発・生産機能のアイシン・エーアイへの集約について、追加合意を行った。
今回の追加合意は、従来の合意事項である「アイシン・エーアイ、トヨタの2社にまたがる機能を集約し、リソーセスを最適に配分する、競争力を強化していく」ことを着実に前進させるために、より詳細について合意したものである。
具体的には、まず、量産車向けのMT開発機能は、2016年内を目処にアイシン・エーアイに集約する。また、トヨタの国内生産分については、2016年2月を目処にアイシン・エーアイの国内工場への移管を完了する。
海外生産においては、アイシン・エーアイが、フィリピントヨタ自動車部品およびトヨタキルロスカオートパーツの両社に、一部資本参加する。参加時期はそれぞれ2016年1月、2016年7月を目処に、資本参加の比率は全体の1/4から1/3の範囲で、関係者間で協議の上、決定する。マニュアルトランスミッション事業集約に関し追加合意