ポリメタックを活用したCFRPとアルミの一体化部品 三井化学は、金属樹脂一体化技術「ポリメタック」が、エアロセンスの自律型無人航空機(UAV: Unmanned Aerial Vehicle)の骨格部品として採用されたと発表した。
ポリメタックは、金属を薬液で表面処理して表面に直径数十nmの微細孔を形成した後、そこへ溶融樹脂を射出するなどして微細孔に樹脂を入り込ませ、強固に接合させる方法。三井化学・新自動車材開発室の平原室長は、「ポリメタックの活用により、様々な金属と樹脂の接着・接合が可能であり、今回はCFRPとアルミの一体化を実現している。ジョイントの形状を独自の解析技術を用いて設計し、約20の部品からなっていたジョイントを1点にまで削減することができ、ジョイントの50%軽量化・剛性の向上に貢献することができた」と話している。