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日立化成、アジア地域における接着剤事業を強化

 日立化成は、アジア地域における接着剤事業の基盤強化を図るため、子会社の日立化成ポリマー(HKP)が株式32%を所有する台灣日邦樹脂股份(本社:台湾、TLB)の株式24%を4月7日付で取得完了し、TLBを子会社化した。

 建築・自動車向け等の接着剤の分野において、中華圏は世界最大の市場であり、今後も高い成長が見込まれている。 日立化成は、接着剤を機能性樹脂事業における重点製品の一つと位置づけ、その強化・拡大に取り組んでいる。

 海外展開としては、HKPがマザー工場となり、日立化成工業(南通)化工(本社:中国江蘇省)、TLBおよびその子会社である日邦樹脂(無錫)(本社:中国江蘇省、以下、WLB)への製品技術移管を進めるとともに、新規顧客・新規用途の開拓と販売実績の拡大に取り組んできた。 今回、こうした取組みをさらに加速させ、中華圏を中心としたアジア地域での接着剤事業を一層強化するため、TLBを子会社化し、事業基盤の強化・拡大を図ることにしたもの。