ベスタキープと金属の接合サンプル ダイセル・エボニックは、ポリエーテル・エーテル・ケトン(PEEK)と金属を直接接触する技術を開発した。これまで、PEEKは金属と高強度で接合する方法がないのが課題となっていたが、同社はレーザーで金属の表面を処理し、インサート成形することでPEEKと金属を結合させた。
従来の金属表面の化学処置による接合と比べ処理金属のライフタイムが長く、適用できる金属の種類も多い利点があるという。さらに同社製品「ベスタキープ」を使用することで、より強固な接着を可能にし、高耐熱・耐薬品性が求められる環境下においても卓越した接着性を発揮する。加えて、金属と樹脂の直接接着は大幅なコスト削減が期待される。