キヤノンマーケティングジャパンは、米・スリーディー・システムズ社製の3Dプリンター「SLAプロダクションシリーズ」の新モデル「ProX800」の販売を開始した。
光造形機は、エポキシ系のUV硬化樹脂に紫外線レーザーを照射し、3次元CADデータに基づき任意の形状を立体的に造形する装置。航空宇宙や医療機器、製造マスターパターン、自動車、電子機器、義歯・歯科矯正、タービン製造などの分野で、エンジニアリング工程を短期間に結合しパーツ生産性の効率化を実現する。
スリーディー・システムズ社は、1986年に世界初となる光造形技術を製品化して以来3Dプリンター業界を牽引し続け、粉末積層造形機など多様なプリントエンジンで最先端のものづくりに貢献している。最新の光造形技術が搭載された同品は、高い精度と正確さを兼ね備え、従来モデルより長寿命化されたプリントヘッドで省スペース化を実現している。耐熱、耐衝撃性、高安定性、高剛性、高摩耗耐性、透過性、ABSライク、ポリプロピレンライクなど、幅広い材料ラインアップから顧客の目的に応じた造形物を作成することが可能となる。