日立化成は、タイに所在する連結子会社4社(製造3社、販売1社)を2015年4月に統合する。これにより、マーケティング、営業、生産、資材調達、財務、人事、ガバナンスといった会社機能のレベルアップとともに顧客サービスや運営効率の向上を図り、タイを中心とするASEAN地域での市場ポジションの向上、事業拡大を目指す。
日立化成グループは、タイにおいて連結子会社5社を有し、主として自動車部品(樹脂成形品、摩擦材、粉末冶金製品)と鉛蓄電池の事業を行っている。近年、ASEAN地域の市場拡大に合わせ、日立化成グループとしてもタイ拠点において生産能力増強等の事業投資を行っている。今後も成長が期待されるASEAN地域において一層の事業拡大を図るためには、リソースの集中化等を通して、これまで以上に総合力を発揮していく必要があると考え今回の決定に至った。
なお、統合は、Hitachi Powdered Metals (Thailand) Co., Ltd.(タイ日立粉末冶金)を存続会社として行い、統合を前提に2014年11月をもって同社の社名をHitachi Chemical Asia (Thailand) Co., Ltd.(日立化成アジアタイランド)に変更する予定。