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ミネベア、中国浙江省に現地企業と合弁でボールベアリングの製造・販売会社を設立

 ミネベアの中国子会社(以下、ミネベア上海)は、中国の精密ベアリングメーカーである寧波美培林軸承有限公司(英文社名:Ningbo WT Bearing Co., Ltd.、以下、WT社)との合弁で中国浙江省にボールベアリング製造・販売会社を設立し、今年10月上旬から操業を開始する。

 新会社は、現在稼働中のWT社の既存建屋と機械設備を使用し、同社の従業員を引き継ぐかたちで2014年10月上旬に操業を開始する予定。ミネベア上海が1億3770万元の現金を出資し、WT社が4590万元相当の機械設備等を現物出資する予定。従業員数は377名でベアリングおよび付属品の製造・加工、販売を行う。

 WT社は、1999年7月に設立され、中国製の製造設備と中国製の材料部材を使用した中級品質のボールベアリングおよびその関連製品を製造している。WT社がミニチュア・小径ベアリングの製造をしている一方で、ミネベアの製品群にはない中径ベアリングも製造しており、両社の協業によるシナジーが期待できるという。また、WT社の技術力と、グローバルに事業を展開しているミネベアグループの総合力を融合することで、中国製の材料部材を使用したWT社ブランドベアリングの中国内でのさらなる市場開拓を目的として、5年後には合弁会社の売上高100億円達成を目指す。