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日産自動車、タイで2番目となる工場を開設

 日産自動車はタイで2番目となる工場を開設、次世代型ピックアップトラック「NP300ナバラ」のハブ工場となり、世界45か国に向けて輸出する。

 日産自動車にとってタイは、アジアの成長戦略に不可欠な重要なマーケットだという。現在、二つの工場とR&D施設を有するタイは、輸出と生産を担うアジアのハブとして、その重要性が増している。

 日産は、37億タイバーツを580000平方メートルの敷地面積を持つ工場施設に投資し、2000名の新たな雇用を創出する。フル稼働時の生産能力は、年間150000台に達する見込み。

 新工場で生産する車両の半数以上は、海外市場へ輸出し、残りはタイ国内市場で販売する予定。エンジン製造工場を含む生産車両の現地調達率は、すでに85%に達している。

 同社はまた、1億6200万タイバーツをゼロ排出プログラムに投じ、逆浸透リバースオスモシス(リバースオスモシスRO)プロセスを通して、すべての産業廃水の再生利用を行う予定。同社では引き続き、業者や従業員に対して、廃棄物管理や資源削減についての認識を高めるトレーニングを実施する。

 今回の新工場の開設により、タイにおける生産能力は年間370,000台となる。