旭硝子は、フロート法で生産するガラスとして世界最薄となる0.05mm厚の超薄板ガラス「SPOOL」において、幅1150mm、長さ100mのロール状に巻き取ることに成功した。
SPOOLは、は、透明性、耐熱性、耐薬品性、ガスバリア性、電気絶縁性などガラスの優れた特長に加え、非常に薄く、軽量でフレキシブルであることを活かし、フレキシブルディスプレイや有機EL照明、タッチパネルなど最先端のアプリケーションへの採用を想定している。
硝子をロールに巻くことで、顧客で開発が進められているロール・トゥ・ロール方式の生産プロセスに対応することが可能になる。また、同社では、顧客の生産ラインを変更することなく超薄板ガラスが利用できるように積層基板技術の展開も進めているという。
ガラスをロールに巻いた状態