日本金型工業会東部支部( http://www.jdmia.or.jp/shibu/east/ )は5月23日、東京・上野公園の上野精養軒で「第2回定時総会」を開催した。
冒頭、挨拶に立った加藤忠郎支部長は「(今年の総会は)例年より出席人数が少ないところを見ると、多少景気もよくなり、皆さんが忙しくなったのではないかと感じる。昨年の3月に経済産業省から素形材産業ビジョンが発表され、それに基づいて当工業会でも新金型産業ビジョンを策定した。将来のビジョンということで、牧野会長(日本金型工業会)の意向により若手経営者に多くの意見を頂いた。7年前に策定したビジョンは守りの姿勢が強かったが、今回はかなり積極的で前向きな内容になっている。このビジョンは、中小・零細企業にも対応できるように策定されたので、会員企業の皆様におかれましてはそれぞれの実情に合わせて活用して頂きたい」と述べた。
続いて議案審議が行われ、平成25年度事業報告、決算報告、平成26年度事業計画案、収支予算案などについて審議、満場一致で可決された。任期満了に伴う役員改選では、加藤支部長が留任した。
事業報告では、第41回金型関連技術発表講演会を開催し、8件の発表と近年に海外工場を立ち上げた会員企業を集め、人件費などコストについてや海外におけるマネジメント、生産管理、設備の違いなどについてパネルディスカッションが行われたこと、米国シカゴで開催された金属製造展示会「FABTECH2013」に出展したことなどを報告した。事業計画案では、新金型産業ビジョンに示している営業力(提案力)、海外展開、金型技術を活かした周辺分野への事業展開を基本キーワードに対応した委員会活動、部会活動を実施していくとして、各委員会・部会の具体的な活動計画の内容を確認した。