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ディード、MRI診断装置の吸着事故を低減する新アイテム

マグウォッチャーマグウォッチャー ディードは、MRI診断装置の吸着事故を防止するための補助器具として、小型・軽量で携帯可能な強磁場警報器「マグウォッチャー」および「マグウォッチャープラス」を開発した。

 現在国内の病院には約6800台のMRI診断装置が稼働し診断業務に活用されているが、中でも高精細解析・短時間診断が可能な3テスラ以上の高磁場MRI診断装置が普及しつつある。これらの高磁場MRI診断装置は前述のようなメリットがある反面、鉄ボンベなどの磁性体による吸着事故の危険性が増すという。

 吸着事故は、第一に患者と職員の安全確保、第二に装置破損などの経済的損失を防ぐ上で起きてはならない。しかし従来の吸着事故の対策は、職員が気を払うだけであり、患者の容体急変等の緊急時などにおけるうっかりミスを防ぐことは難しいのが現状だった。

 そこで、同社では吸着事故の低減を目的として職員および患者に適切に注意喚起する器具として、最新の技術を取り入れた強磁場警報器「マグウォッチャー」および「マグウォッチャープラス」を開発した。

 マグウォッチャーは、目に見えない磁場強度を測定し、光と音で警報する今までにない新機能の携帯型警報器。3軸の高感度磁気センサを内蔵し、高精度で磁場強度を測定する。重さは僅か30gであり、用品や人に付けても負担にならない。警告する値は3から150ガウスまで任意の値に設定が可能。マグウォッチャープラスは、前述の警報機能に加え、磁場強度の測定値表示機能が付加されているため、磁場強度を直接観測することができる。