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丸紅情報システムズ、部品の加工表面の凹凸をミクロン精度で面測定するシステムを国内初納入

丸紅情報システムズ「シェイピックス」 丸紅情報システムズは、オートマチックトランスミッションおよびカーナビゲーションシステムの世界最大手メーカーであるアイシン・エィ・ダブリュに、部品の加工表面の凹凸を高速・高精細に測定する非接触平面性状測定システム「シェイピックス(ShaPix)」を、国内で初めて納入した。 同社は2013年3月の納入後、アイシンAWによる導入効果の検証において測定業務の効率化と測定精度の向上に効果が認められた。

 同品は、オートマチックトランスミッションなどの試作部品が、設計通りに製造されているかどうかを調べるために導入された。アイシンAWが実際の業務で同品の導入効果を検証したところ、従来手法では測定と測定結果のレポート作成に4時間を要していた業務が、同品を利用することで1分に短縮し、さらに測定結果の精細度も大きく向上したことが確認されたという。

 丸紅情報システムズでは、自動車産業を中心とした製造業の顧客に向けて同品を拡販していく。

 シェイピックスは、コヒリクス社が開発した部品の表面全体にある凹凸の高さや深さを1μmの精度で測定する装置。最大X軸方向280mm、Y軸方向280mmの平面を1分で測定し、結果を数値や3次元画像のカラーマップ、ブロックごとの平面度、うねりマップといった多様で実感的な形式で出力する。

 これまでの定量的な平面測定は、測定対象物の表面にプローブ(探針)を接触させる接触式が一般的に使われていた。しかし、この方式では部品表面全体の測定に長時間を必要とし、平面全体の測定は事実上不可能だっという。面単位で測定するシェイピックスを利用することで、短時間で平面全体の測定を行うことが可能になる。