三菱自動車は、アフリカ市場の情報収集、現地販売網の活性化を目的として、ケニアの首都ナイロビに駐在員事務所を開設し、2014年1月より業務を開始する。
アフリカは豊富な資源や人口増加などを背景に、成長が期待される潜在力の高い市場であり、自動車需要も今後急速な拡大が見込まれている。同社は1968年に市場に参入して以来、悪路での走破性や四輪駆動技術などが現地の顧客に受け入れられ、ピックアップトラックやSUVなどを中心にアフリカ48カ国で販売活動を展開している。
これまで、アフリカ地域の営業・部品・サービス支援機能をドバイのMMMEA(Mitsubishi Motors Middle East And Africa FZE)が担っていたが、近年、市場ニーズのきめ細かな情報収集や商品開発へのフィードバック、現地販売店とのコミュニケーションの緊密化などの必要性が高まり、1996年より中断していたアフリカ地域への駐在員派遣を再開して、東アフリカの中心国であるケニア・ナイロビに駐在員事務所を開設することとした。