ルノー・日産アライアンスと三菱自動車は、商品、技術、生産能力を3社で共用する新たなプロジェクトを共同で検討することに合意した。これにより、日産と三菱自動車の戦略的協力関係が、ルノー・日産アライアンスにまで拡大することになる。
日産と三菱自動車は、両社の合弁会社であるNMKVを発展・強化し、電気自動車バージョンを含む、新たなグローバルエントリーカーの共同開発を検討している。この車両は、日本国内市場で人気の高い軽自動車のプラットフォームをベースとする予定。また、ルノー・日産アライアンスと三菱自動車は、電気自動車および最新のプラットフォームに関連した技術と商品を共用していく。
ルノー・日産アライアンスの会長兼CEOのカルロス ゴーン氏は、「日産と三菱自動車は、今までもいくつかの協業を行い、メリットを享受してきました。最も新しい協業は、日本での軽自動車の合弁会社の成功です。この協力関係の拡大に向け検討を行っていくことを喜ばしく思います。これは、日産と三菱自動車の間の生産的な協力関係をさらに活用し、ルノーに新たな機会をもたらすことになります。」と述べた。
三菱自動車社長の益子 修氏は、「三菱自動車は、今までの日産自動車との共同プロジェクトの結果として、再び日産と、そして今回はルノーとも、さらなる協業を共に推進していけることを嬉しく思っています。この新たな機会は、三菱自動車と日産の現行の共同プロジェクトが有益な成果をもたらしていることの証と言えます。私たちは、ルノー・日産アライアンスとの共同プロジェクトにより、さらなるメリットがもたらされることを願っています。」と述べている。