日産自動車と西アフリカのスタリオングループは、ナイジェリアで車両の共同生産を開始することに合意した。
今回の発表は、ナイジェリア国内において自動車産業の発展を促進するために策定される新しい自動車産業政策が、同連邦政府により最終承認されることを見越したもの。日産は、新しい法律の制定を受け同国で車両生産を行う、初めてのグローバルな大手自動車メーカーとなる。
両社の覚書への調印により、日産の独占販売社であるスタリオンは、ラゴスにある既存工場、VONオートモービル社の生産能力を拡大する予定。
現在、スタリオンは同工場で商用車の生産を行っている。同工場の年間生産能力は、様々な車両、小型トラック、バンの生産に向け45000台まで増強される。
同工場では、日産のアライアンスパートナーであるルノーの車両も生産の可能性があり、将来のビジネスニーズに合わせて活用される予定。