トヨタ自動車のアルゼンチンにおける車両販売・生産会社であるアルゼンチントヨタ(Toyota Argentina S.A., 以下、TASA)は、サラテ工場の生産能力を現在の年間9.2万台から2015年末に14万台へ増強することを決定した。今回の能力増強に伴う投資額は、同時に行う既存設備の更新も含めて約170億円となる。
トヨタは、TASAを中南米向けのIMV(多⽬的世界戦略⾞)の供給拠点と位置付けており、2012年には、年間生産9.2万台の約70%にあたる6.3万台を、ブラジルをはじめとする中南米15ヶ国に輸出した。今回の能力増強は、今後さらなる増加が予想される中南米での需要に応えるために実施するもので、増強後の輸出台数は約11万台に拡大する。