デンソーは、車載半導体回路の設計開発体制を強化するため、2014年7月に、新たに東京都内に設計開発拠点を設置する。
近年、車両に搭載される環境・安全を中心とする技術の多くは、高度な電子制御が行われている。そして、そうした技術・製品には多くの車載半導体が使用されており、今後もさらに増加していくことが見込まれている。
デンソーは、カーエレクトロニクスの進展を見据え、1968年にIC研究室を設置し、40年以上にわたって車載用半導体を開発、設計、生産してきたが、今後、開発体制の強化に向け、愛知県内にある既存の本社、幸田製作所、基礎研究所に次いで、新たに東京に拠点を設置し、環境・安全分野における最先端の車載用半導体回路の設計開発を行う。また、新たな拠点は、デンソー本社の一部門と位置づけ、関連研究機関、技術者の多い関東圏を中心に新たに社員を採用していく予定。