セイコーエプソングループのエプソンアトミックスは、2012年6月から青森の八戸北インター工業団地に建設を進めていた新工場「エプソンアトミックス 北インター事業所」が竣工、2013年10月から微細合金粉末の生産を開始する。
微細合金粉末の市場は、スマートフォン、タブレットPCなどの高機能モバイル機器や、自動車、医療機器などにおける、部品の原材料として年々需要が高まってきている。同社は、この需要に対応すべく、約32億円を投資し同工場の建設を進めてきた。新工場の稼働により、微細合金粉末の生産能力を現在の約3倍にあたる年間約1万tまで増強することが可能になる。
また新工場は、環境負荷低減のため、省エネ・省資源をコンセプトに製造ラインを設計し、生産設備の選定・導入を行った結果、従来比でCO2排出量を約25%削減、廃棄物排出量を約50%削減することが可能になったという。