ホンダのブラジルにおける四輪車の生産販売子会社であるホンダオートモーベイス・ド・ブラジル・リミターダ(HAB、本社:サンパウロ州スマレ市)は年間生産能力12万台の新四輪車工場を建設する。
新工場は、既存四輪車工場が位置するスマレ市から約100キロ北西に位置するサンパウロ州イチラピーナ市(サンパウロ市より北西に約200km)に建設される。敷地面積580万m2の土地取得と設備購入、建屋建設費用を含めた投資額は約10億レアル(約430億円)を予定。新工場の従業員数は約2000名となる。グローバルで需要が高いフィットクラスの小型車を生産する予定で、製造工程のショートプロセス化や塗装工程へ最新技術を投入することで環境への取り組みを進めるほか、自動化技術を投入することなどにより、高効率な生産体制を目指す。
この新四輪車工場の稼働により、既存スマレ工場とあわせたHABの年間生産能力は、現在の12万台から24万台となる。ホンダは南米現地開発についても強化を図っており、今年後半には スマレ工場内に新四輪研究所が完成する。
新四輪工場完成時イメージ図