不二越は5月15日、中国・江蘇省で精密工具、自動車・産業機械用油圧機器、ロボットなどの製造を行う「那智不二越(江蘇)精密機械有限公司(中国・江蘇省張家港市)」の開所式を開催した。
開所式は、徐美健張家港市書記、姚林栄同市長、張偉同副市長をはじめとした市政府関係者、ならびに日系・中国の顧客など多数の来賓を招き、総勢300名を超える参列者のもと、盛大に行なわれた。
不二越の本間社長は「張家港市の雰囲気や街並み、さらには市の方々の温かい心づかいに接し、当地に中国事業の中核拠点を置くことにした。この地で無事、竣工できたことに心からお礼申し上げるとともに、関係者の方々に感謝したい。当工場は、ロボットをはじめ中国市場で不可欠な商品の生産に加え、プレゼンテーションやR&Dの機能を有した中国・東アジアの中核拠点。まずは今日の一歩、スタートが肝心。自動車や建設機械、工作機械の高機能化、工場の自動化・ロボット化、省エネ・環境対応の動きが強まる中国市場で、顧客・サプライヤーの皆様の事業の拡大、技術の発展に貢献していきたい」と挨拶を行った。