三井化学は、ロッテケミカルとの折半出資により設立したロッテ三井化学において、2013年4月からポリプロピレン触媒プラントの営業運転を開始した。
ロッテ三井化学は、三井化学の高いポリプロピレン触媒製造技術を用いて、ロッテケミカルが韓国/麗水に所有する石化工場内において、自動車や家電などに幅広く使用されているポリプロピレンを生産するための触媒を製造する。
三井化学は、化学産業のキーテクノロジーである触媒の研究開発に注力しており、高い技術力により開発した触媒を自社の各種製品の生産に使用するほか、触媒自体の製造・販売をコア事業の一つとしている。今回の営業運転開始は、課題であったポリプロピレン触媒のグローバルな生産体制確立のための重要な一歩となる。
三井化学は、今後もポリオレフィン製造技術のライセンス活動と共に、触媒事業のさらなるグローバル拡大強化を図る。