日産自動車は、「日産リーフ」の発売から2年が経過した12日、米テネシー州スマーナで米国最大の自動車用リチウムイオンバッテリー工場を稼働したと発表した。同工場は、日産の三つのバッテリー工場の一つとなり、来年初頭に米国で生産を開始する100%電気自動車「日産リーフ」2013年モデルに搭載するバッテリーの生産を行う。
この最新鋭のバッテリー工場は、市場での需要に応じて、年間のモジュール生産量を最大日産リーフ20万台分まで拡大することが可能。これらのバッテリーは、日産リーフだけではなく、将来新しい商品が追加された場合でも、それらの車両に搭載することが可能。
同工場が隣接する日産の既存の車両組立工場では、日産リーフの生産に向けて設備更新が行われた。バッテリーおよび日産リーフの生産のために、これまでに300名以上の雇用が創出されているという。バッテリーと日産リーフの生産が需要に応じ拡大すれば、合わせて最大1000名の追加雇用が創出される見込み。
バッテリー工場の建設とスマーナ工場の増強を合わせると、最大稼働時の投資は最大17億ドルになり、米エネルギー省から最大14億ドルの融資を受ける予定。